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最高裁国民審査。 [政治]



総選挙と同時に実施される、最高裁の裁判官に対する「国民審査」。

前回も、会場にいってからあぁしまったと思って、でも今更わからないし
 で白紙のまま出してしまった…。
それじゃいけないな、と思っているのに、やっぱり何だかわかりづらい。

ただ、今回は何故か以前より(はちょっとだけ)情報が入ってくる。
やはりネット、特にメーリングリストがあるからか。

さてそんなメーリングリストで得た情報で、驚いたことがある。

それは、「これまでに国民審査によって罷免された裁判官はいない」と
 いうこと。

これでは制度が機能しているとは言い難い。
結局のところ、みんなよくわからないのだと思う。

そんなわけで、今回は「国民審査」のことを少し考えてみた。

丁度今日(だったかな?)たまたま観たテレビ番組でも特集していた。
そもそも、この制度は日本独特のもので、戦後にGHQが導入したものだ
 そう。
国として採用しているところはないらしく、アメリカのミズーリ州をモデル
 にしているんだとか。

必ずしも制度が悪いわけではないように思う。
なのに、現実的に機能していない。
何故なんだろう?

で、いろいろ調べてみたら。

↓このサイトにこんなことが書いてあった。
http://www.jdla.jp/kokuminshinsa/2009shinsa.html

昭和27年2月、最高裁自身が、この国民審査は裁判官を辞めさせるか
 否かを決める制度であるから、「×」印をつけたい投票者だけを明らかに
 すれば足り、「何も書かない」票を全て信任扱いして良いとの判例を出し、
 国民審査制度を骨抜きにしてしまい(以下略)

つまり、×を付けない=その人を信任したものとみなされてしまうということ。
白紙投票=棄権の感覚でいると、まるっきり違ってしまう。
(因みに、最初から投票用紙を受け取らないか、いったん受け取っても投票
 したくなければ、係員に返すこともできる。)

他にも現行制度の問題点はたくさんありそうだ。

先ず、「19日から22日までは、期日前投票に行っても「最高裁判所裁判
 官国民審査」の投票ができない(かった)」ということ。
これもMLで知った。

それと、対象となるのは「任命後、まだ国民審査を受けていないか、あるい
 は受けた後10年経過した裁判官」というのも、ぼくは納得いかない。
今回も、15人の裁判官のうちの9人が対象で、6人は過去に審査を受けた
 ので「対象外」。

まあいろいろと問題はあるにせよ、一応裁判官を直接チェックすることができ
 るシステムがあるということが大事。
さてさて、×をどう付けよう。

で、これまたML経由で知ったのは、「竹内バッテン運動」
http://liveinpeace.jp/kokuminshinsa.html

竹内行夫氏は、 小泉政権時代に外務事務次官としてイラク戦争を推進し、
 イラク派兵を決定した人。
イラク戦争に反対した当時のレバノン大使天木直人さんを「クビ」にしたり、
 高遠さん達3人がイラクで身柄拘束されたときに「自己責任」バッシングを
 先導したのもこの人だそう。

そして、名古屋高裁で自衛隊のイラク派兵は違憲であると判断された後、
 政府はこれ見よがしにこの人を最高裁判事に任命したという経緯がある
 んだとか。

ところで、ここでふと気が付いた。

×を付ける判断として、どんな憲法観や法律観をもっているかとか、細かい
 ことで言えば、「君が代ピアノ伴奏強制」を合憲としたとか、いろいろある
 のだけど。

最高裁判所の裁判官を任命するのは、「内閣」。
竹内氏に限らない、要はこの人たちは自公連立政権に都合のいい人たち
 なわけだ。

だとすれば自公連立政権とともに、散ってもらおう。
ぼくは全員に×を付けることを決めた。

竹内氏には二重バッテンとかしたいけど、それやると無効票になってしまう
 ので、グッと堪えることにする。

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