オリンピックなんて、いらない その2。 [雑想]
その1→http://blog.so-net.ne.jp/cafe_de_akuta/2009-07-11A
昨年末、NHKで放映された「ブラタモリ」。
古地図を片手にブラブラ散歩するという、タモリの趣味的要素満載のユル~い
内容で、結構反響があった様子。
それが証拠に、今日からレギュラー番組化されるらしい。
初回の放送された場所は原宿、表参道界隈。
よく知られている場所だっただけに、オドロキがたくさんあった。
何よりビックリしたのが、「東京オリンピック」によって変えられてしまった所というの
が、二箇所もでてきたこと。
ひとつが、渋谷川。
短期間での下水整備のため、暗渠化された。
今その上は、キャットストリートとなっている
もうひとつが、青山の細長い本屋さん。
青山通りが拡張された際、移転をせず店舗を小さくしたのだそう。
なんだ、こんなちょっとの所だけで、二つもオリンピックの弊害がでてきたじゃない
か。
そういえば、日本橋の上に通された首都高速道も、新たに用地取得の必要ない川
の上空が選ばれたんだった。
今じゃ、日本橋も渋谷川も再生させようという動きがでてきている。
あの頃は仕方が無かったのかもしれない。
でも、今また同じ過ちを犯すことはない。
石原は「八ッ場ダム建設中止なら金返せ」と言っているが、オリンピック招致に失敗
したら、自腹でも切って補填でもするのだろうか。
これまでものすごく無駄なお金が注ぎ込まれてきた。
そのひとつとして、オリンピック推進事業として1000万円が各市区町村に配布され
たらしい。
八ッ場も上関も泡瀬もそうだ。
金を握らされ、自ら操り人形と化す。
何故、人間性や未来までこんなに簡単に買収されてしまうのだろう。
奇しくも、「ブラタモリ」が教えてくれた。
ぼくらが真似たいのは、川を下水道化し消し去った“高度成長期”ではない。
ぼくらが今しなければいけないのは、第二第三の明治神宮の森をつくることだ。
この“人工の自然林”をつくりだした大正時代の人々は、本当にすごいと思う。
こういう人たちにこそ、金メダルをあげたいものだ。
2009-10-01 20:09
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