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「原発ゼロの日」 [No Nukes]


カフェ・ド・アクタは明日から連休いたします。
2012年5月7日(月)から15日(火)まで臨時休業となりますので、よろしくお願いいたします。

さて、ニュース等でもうすでにご存知の方も多いかと思いますが。
昨日5月5日で、唯一稼働していた北海道の泊原発3号機が定期検査のため停止。
これで、日本の原発は今すべて停止していることになります。

今日から日本のどこで電気を使っても、「原発による電気」を使わなくて済む、ということ。
それってすごいことだし、とても嬉しく思っています。

だからこそ、大飯原発とかの再稼働を“原発ムラ”は焦って進めようとしているんですよね。
「“計画”停電」のように、今後は「偽装停電」なんてことも懸念されます。
http://tanakayu.blogspot.jp/2012/05/blog-post_2393.html
田中優さんの説明は、いつもほんとにわかりやすいです。

これも含めて、いろいろと不安要素もあるでしょう。
それでも、まずはこの状況を手放しで喜んでしまってもいいかな、とも思っています。

なにしろ、これまでは「原発やめろ」とか「原発反対」とか言わざるをえなかったんです。
それが、これからは「原発止めてくれてありがとう」とか、「今までありがとう」って言える。

「ありがとう」って言われて、悪い気がする人はいません。
だから、「ありがとう」って言われ続けてるものをひっくり返すのは難しいんです。

原発がとりあえずでも止まってて、なおかつたくさんの「ありがとう」の声があれば、原発はもう動かすことができない、と信じています。


また一方で、「ほんとに原発なしでこれから大丈夫なの?」って意見もあるかもしれません。
ぼくは先日ふと、岡本太郎のことが頭に浮かびました。

岡本太郎、彼は画家として自分を貫き通して生きることを選んだ。
「端的に言えば、それでは収入が得られない。食えない。」
だから、死を覚悟して挑んだ。
死を覚悟したら絵も売れ出し、講演などの仕事も舞い込んできたという。
「結果がまずくいこうがいくまいがかまわない。むしろ、まずくいった方が面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていけば、命がパッとひらくじゃないか。」

原発ゼロのこれからにワクワクしながら挑んでいける国の方が、断然おもしろいし魅力的だと思います。
それに、この程度ではこの国は潰れたりしません。
「原発を再稼働しなければ日本経済はダメになる」と言うのは、この国を過小評価しているし、バカにしていると言ってもいいかもしれません。

それよりは、今のぬるま湯に浸ってるような無難で惰性的な方向性の方が、よっぽど問題なはず。

今の野菜は、50年前の野菜と比べてビタミン等の栄養素が極めて少なくなっているそうです。
それは、肥料をじゃんじゃん与える超“過保護”な育て方が原因だと言われています。
また、そうして肥料過多になった野菜は放っておくと腐るのです。
肥料を与えない自然栽培の野菜は、腐らずにただ枯れていくだけ。

この国は今、正念場です。
このままではぐずぐずに腐っていくだけ。
けれど、それが「原発ゼロの日」をきっかけに大きく羽ばたける可能性が出てきた、というのは過言でしょうか。

原発に頼らず、節電したり再生可能エネルギーを推進したり、国のあり方を抜本的に変えたりしていく。
それはある種の覚悟が必要かもしれませんが、これほどワクワクすることってないでしょう。

これからますますおもしろいことが起こるし、起こしていきましょうね!
そして、「思えばあの日から、ほんとに原発なしでやってこれたんだね」って言えるようになるよう祈っています☆
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