高尾山。

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一昨日の火曜日、妻と息子と３人で高尾山へ行ってきました。

今、注目の高尾山。
なんたって、あのミシュランの「ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」という日本旅行ガイドで
　富士山、日光、京都、奈良などと並んで堂々の★★★三ツ星！！

いや、正直ぼくも最初は意外に思いました。
なんで、高尾山？？って。

この高尾山、年間２５０万人以上が訪れる日本一登山者数の多い山だって、全然知りませんで
　した。
（一説によると、世界一とも）
最近では上記のガイドブックのおかげで、外国人観光客が急増しているのだとか。

そして、驚くのがこの山の豊かな生物多様性。
標高６００メートル足らずの山でありながら、１３００種以上の植物が自生しているんです。
哺乳類は２８種、鳥類が１３０種、昆虫は５０００種類以上だそうです。

世界でも稀有な貴重な生態系、それが都心から約５０kmのところにあるなんて。
電車で、新宿から１時間程度。
切符が片道大人３７０円。

これはまさに奇跡といえるでしょう。
フランスの人が高い評価を下すのもナットクです。


それに引き換え、日本人の愚かなこと…。

今、国交省は高尾山にでっかい穴を空けようとしています。
圏央道を通すためです。
高尾山トンネル

トンネルが掘られてしまえば、水が涸れたりと豊かな自然が破壊されることは明らか。
しかも、莫大なお金がつぎ込まれることになります。
八王子JCT～八王子南ICの、わずか２.１kmの工費予算が１４３１億円で、１m当たり６５００万
　円という信じられない額。
もちろん、予算内に収まる保証などなく…。
八王子JCT～八王子南IC

工事費の６割は国と都の負担で、残りの４割も回収ができない場合は税金が投入されるので
　しょう。

迂回路とか他の選択肢を検討することもなく、何が何でもトンネル掘りをしたいんでしょうね。

さらに陰険なのが。
見晴らしのよい八王子JCT側ではなく、目立たない八王子南IC側からトンネル工事に入っている
　ってこと。

そんな風にこっそりやらせない！と、虔十の会（ケンジュウノカイ）が中心となって、トラスト地に座り
　込みを始めました。
その名も、「すわっていいとも～工事だよ！全員集合　―記念すわりこみ撮影会―　」！！

　…続く。